(合板耐力マニュアルより転写)
上記のグラフでおわかりの通り、構造用合板は、50mm程度の変形までなら形状を復元する力を
持っています。しかし、60mm変形すると元には戻らず、そこから急激に耐力が減少するのが
わかります。(塑性化)
グラフには記載がないですが、変形90mmから100mmで耐力はほぼ0になります。
【ボウシン+構造用合板9mm】
ピンクのラインが耐力相当を表しています。ボウシン は取り付けるだけで構造材を60から70%
以上も強化補強して、構造材を壊れにくくし、変形に対する構造材の耐用年数(寿命)を延命す
る効果があります。
通常、構造用合板は〈赤い矢印の90mmから100mm〉くらいで耐力はほぼ0になるのですが、
このグラフは〈ピンクの矢印160mm〉まで下がっていません。
つまり、衝撃荷重から構造材を『守って延命している』のです。
グラフは160mm の地点で一度降下しますが、途中で止まっています。
これは構造用合板が破壊され、合板自体の耐力が喪失してもボウシンだけで荷重外力に耐えて
試験体が倒壊していない、まだ自立して立っていることを示します。
最終的に安全限界(100mm 変形したら倒壊する)の倍の200mm 近くまで試験体を変形させて
も、倒壊せず、圧力機の負荷を解除すると『真っ直ぐな状態まで自力で復元』しています。